このたびは私たちのボツ案のために
貴重な時間をいただき
本当にありがとうございます。
広告の世界では
そこそこの風体を
さも美しいようにお見せしたり
それなりの事象を
さも素晴らしいことであるかのように
お伝えしたりすることが
一般的であると、うかがいます。
人は見た目が何やらと申しまして
まずは皆様のご興味を引き付けることが肝要。
そのためには多少のお化粧もやむなし、という
まことに剛毅な生き様であります。
このような考え方にあやかるべく
生み出された本日のボツ案を
公開させていただきます。
タイトルは「japan」です。
フルタ製菓では自分たちの商品のことを
愛情をこめて「駄菓子」と呼んでおります。
堅苦しいことは抜きにして
少年少女のままの心持で
かわいがっていただければ本望であります。
ベン図であらわすならば
という概況であります。
しかし、
「似たようなコマーシャルをどこかで見たことがある」
「しかも、あまり褒めている感じがしない」
「それよりも、今回はボツになった理由が珍しく的を射ている」
という重大な欠陥が見つかったため
断腸の思いでボツにした次第であります。
皆様の幸せを心から祈っております。
フルタ製菓株式会社 一同
なお、実際に採用されたテレビコマーシャルは
大人の事情により、来月からは日曜日の
少し早めの時間に放送される気がいたします。
ご注意のほどよろしくお願いいたします。