フルタ製菓株式会社 ボツ案 

オンエア中のTVCMについてダラダラと書くにゃ

コンピュータは、人間よりも人間らしいのじゃないか?










フルタ製菓の願いは、お菓子で世界を平和にすることだ。


戦後の焼け野原の中で、幼い古田三兄弟が願ったことだ。


もちろんそれ以外にも色んな願い事をしてしまったので


ちょっとおろそかになる時もあるが、まあ大筋は変わっていない。


お菓子を食べて笑いあえば世の中は平和になると、信じている。






しかし残念ながら世界中で人は人と戦っている。


それはなぜか?


多くの人は答える、仕事がないからだ。


そうだ、仕事がなくて、お金がなくて、空腹を耐える辛さを


戦争を経験した人は知っている。


いや、そんなことはちょっと想像したら誰だってイメージできる。




そして、人によって人が傷つけられることの辛さも


簡単に想像できると思うのだけど、


それでも人は人と戦っている。






コンピュータが、そしてネットワークが人間の仕事を奪っていると言う人もいる。




それは真実である部分もあるかもしれないけど、


コンピュータには人間と戦おうという意志はないように思う。


それは非効率だからだ。




PDCAを前提としたプログラムにとって、わざわざ敵と味方を区別したり、


修復不能なダメージの可能性を無視して相手を破壊しようとする行為は


非効率以外の何物でもない。





コンピュータにもしも願いがあるのだとしたら


「今の状況を、無理せずに、ちょっとずつ良くする」というものだと思う。


おいおい、それってすげー大事なことじゃないのか。





そこで僕は自分自身を振り返る。


なんかムカツクからという理由で、同僚に怒鳴ったり、


得意先にカッコがつかないからと、納期をむりやり短くしたり、


これってコンピュータじゃ思いつかないことであって、


人間にしかできないことだとして、


それって、自慢できることかよ。




困った。


どんな時もブレないで、じっと僕らのそばに寄り添ってくれているコンピュータのほうが、


人間よりもずっと人道的で、ハートウォーミングなんじゃないか?




そんなわけで今、僕は悩んでいる。


答えが出ない問題に対して、ウジウジと悩むことくらいが


人間らしさなんじゃないかと、ウジウジ悩んでいる。




1つだけわかっていることがあるとしたら、


暑い夏は、冷蔵庫で冷やしたゼリーがおいしいということくらいだ。

http://www.furuta.co.jp/products/jelly.html