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フルタ製菓株式会社 ボツ案 

オンエア中のTVCMについてダラダラと書くにゃ

マイルド社員だよ!





僕すごい優しいよ!


温和だよ!


口あたりまろやか、お口のなかですうっと溶けていく生クリームチョコレートみたいだよ!


今日はけっこう早めに商品名を出したから、後は好き勝手におしゃべりしちゃうよ!


あれですわ、マイルドへの道って全然マイルドじゃないのよね。


カクカクとんがった石がゴロゴロと転がっているうちにカドが削れてちょっとずつ丸くなっていくとか言いますけど、それ完全に血出てますよね。

完全に傷だらけですわ。

何か一子相伝の何かを継承しそうなくらい傷だらけで全然マイルドじゃない。


それでもマイルドな人ってのはいつも柔和な想定なんで、どんな状況にあっても柔和な笑顔を作ってみせるわけですよ。

ああそうじゃない、そんな口角だけ上げるなんて失礼極まりない、こう、心の奥底にふか~く埋めてあるわずかな優しい部分をなんとか引っ張り出してですね、それが無理ならあれだ、いままでのマイルドな人生の中でわずかに経験したことのあるうれしかったこととかを無理矢理思いだして、やわらか~な笑みを浮かべるわけです。

ああうまい、うまい、そんな感じだ、あなたもやればできるじゃないですか。

ただ言っておきますけど、そんな全身傷だらけの状態で、優しい笑顔を浮かべられても申し訳ないけど怖いだけ。

優しそうであればそれだけますます鬼気迫るものがありましてね、まあ全くマイルドじゃない、むしろワイルドだ全くダメ。


あととにかくマイルドな人間でいようと思ったら、自分だけがマイルドではいけないわけです。

考えてみなさい。

周りの社員たちがバッタバッタと倒れていくような戦場のような状況で、あなた一人だけものすごい穏やかな顔つきで、淡々と日々のお仕事続けていてごらんなさい、それ完全にラスボス認定されますよ、触れた瞬間に異次元に飛ばされてしまいそうだ、まったくもってマイルドじゃない。

だからせめて一緒にお仕事してる人たちは、みんなマイルドな毎日を送ってもらうようにしてもらわないといかないわけです。

そのためにマイルド社員は走る、跳ぶ、戦う、だめだ戦っちゃいけない、戦わないようにうまく相手を戦闘不能にする、そしてまた走る、跳ぶ、戦闘不能にする、これをガンガン繰り返していけばいつかあなたの周りに穏やかな日常がやってくるわけですが、ああそれは到底マイルドじゃない、とてもとてもマイルドとはいえない。


さっき僕は自分のことをマイルド社員だなんて言いましたけど、すみません、訂正します。

そんな獣の道をくぐりぬけて生き延びてきたマイルド社員なんて、まあなかなかいない。


困りました。


我々、困りました。

みんなで一生懸命探しました、ついに見つけました、そして今日、来てくださいました。

拍手でお迎えください・・・これが本物の、マイルド社員さんです!



(全員戦闘不能のため終了)