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フルタ製菓株式会社 ボツ案 

オンエア中のTVCMについてダラダラと書くにゃ

reason






このたびは私たちのボツ案のために

貴重な時間をいただき

本当にありがとうございます。







本日は、なぜボツ案を公開するのかということについて

お話しなければなりませぬ。




そもそもボツ案というものは

企業の営利活動においては、存在してはならぬものであります。


企業における全ての行為は、企業に利益をもたらすものか

あるいは、お客様と社会への責任を果たすものか

それとも、社員や家族への福利厚生となるものかでなければ

いけないと決まっているものであります。


それゆえ、たとえ様々な切り口から表現アイデアを考えなければならない

テレビコマーシャルとはいえ、ボツになるような企画があるなど、言語道断なのであります。


これは、何も企業活動だけの話ではありますまい。


入学試験の論文で「書くにゃ。」と記入すれば、減点対象となるどころか

受験生の人格自体が疑われて、さぞかし苦戦することでしょう。


結婚の約束を交わした彼女のご両親にお会いした際、

「僕に・・・僕に、きなこをください!」と発言すれば

彼女の名前がきな子さんでない限り、イバラの道が2人を待っていることでしょう。


就職面接で、好きなお菓子を聞かれて、

「生クリームチョコです!」と答えれば

何のことやら首をかしげられ、

「え?それ何?カテゴリ?素材?商品名?待って。ちょっと待って。待ちなさいッッ!!」

と、面接会場に小さな混乱を招くことでしょう。



このように、およそ世の中に、ボツ案が許されるような状況は

ほとんど存在しないことが、おわかりになられたかと存じます。



話は変わりますが、世の中の自動車は、

全部、発泡スチロールとか、わた菓子とか

あるいは「プリキュアスウィートゼリー」のように

非常にやわらかな素材で作られたら良いのにな、と思うのであります。


そうすれば、交差点でのいわゆる出会い頭の大衝突でも

ゼリーが交差点じゅうに飛び散って、ちょっとみんなの迷惑になる程度の

小さなダメージで済むのではありますまいか。



すなわち、

失敗が失敗として、やわらかいゼリーの中に吸収されていく、

といったシーンであれば、もう少し、ボツ案たちも勇気を出して

外の道を、歩き始めることでしょう。

中には背中から翼が生えて、大きく羽ばたくようなボツ案も出てくることでしょう。

そしてもはや、それらはボツ案とは呼べないほど

立派になって、大空を自由に飛び回ることでしょう。



良いではありませぬか。

オムライスをおむらいちゅとしか発音できなくても。


良いではありませぬか。

日常茶飯事をつい最近まで「にちじょうちゃめしごと」と読むと思っていても。


良いではありませぬか。

新しいはてブに慣れるのにちょっと時間がかかっても。



所詮、すべて、世の中というものはボツ案の集合体。

人類だって、地球外生命体が企画した壮大なボツ案かもしれませぬ。



そうであれば、同じボツ案同士、

少々の過失や誤解をとがめあうのではなく

次のボツ案が生まれるのを待ちながら

チョコレートを食べて、笑いあおうではありませぬか。



さて、少々、熱くなってまいりましたが

今から散髪に行かねばなりませんので

今回のお話はボツとさせていただきます。




皆様の幸せを心から祈っております。 

フルタ製菓株式会社 一同




※「ボツ王決定戦」へご参戦いただいた皆様、

ありがとうございました。

皆さまのボツ案は全て拝読しましたが

今からハリウッドスターばりの

七三ヘアーにするべく

散髪に行かねばなりませんので

次回あたりに発表させていただきます。

ご了承ください。